AMD Radeon 880M と 890M: レビューと最初のテスト
最近、ASUS ProArt P16 および ASUS Zenbook S 16 ラップトップに搭載された AMD Radeon 880M および 890M グラフィック プロセッサの最初のテストが公開されました。これらのラップトップには、それぞれ新しい AI 9 HX 370 および AI 9 365 プロセッサが搭載されています。
これらの統合グラフィック チップのテスト結果と特性を見てみましょう。
主な特徴
AMD Radeon 880M:
- プラットフォーム: 統合型
- アーキテクチャ: Navi III IGP (RDNA 3.0)
- ベース/ブースト周波数: 400 MHz / 2900 MHz
- シェーダーユニット: 768
- コンピューティングユニット: 16
- TMU: 48
- プロセス技術: 4 nm
- TDP: 15 W
AMD Radeon 890M:
- プラットフォーム: 統合型
- アーキテクチャ: Navi III IGP (RDNA 3.0)
- ベース/ブースト周波数: 400 MHz / 2900 MHz
- シェーダーユニット: 1024
- コンピューティングユニット: 16
- TMU: 64
- プロセス技術: 4 nm
- TDP: 15 W
テスト結果
ProArt P16 ラップトップの最近のテストでは、次の結果が得られました:
- Radeon 880M (AI 9,365 搭載): OpenCL で 30,521 ポイント
- Radeon 890M (AI 9 HX 370 搭載): OpenCL で 42,932 ポイント
さらに、FP32 (浮動小数点) パフォーマンス テストでは次の結果が出ました:
- Radeon 880M: 8.82 TFlops
- Radeon 890M: 11,761 TFlops
結果の分析
Radeon 890M は 880M に比べてパフォーマンス面で大きな優位性を示しています。OpenCL テストでは差は約 40% で、大幅な改善です。これは 890M のシェーダー ユニットと TMU の数が増えたことによるものと考えられます。
890M は FP32 パフォーマンスが 33% 高く、浮動小数点を多用するワークロードに適しています。
結論
ProArt P16 ノートブックでの AMD Radeon 880M および 890M の初期テストでは、これらの統合グラフィックス ソリューションが同クラスとしては優れたパフォーマンスを発揮することが示されました。Radeon 890M は 880M よりも大幅に優れているため、より高いグラフィックス パフォーマンスを必要とするユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
どちらの GPU も、4nm プロセス テクノロジーと RDNA 3.0 アーキテクチャにより、優れた電力効率を実現しています。そのため、パフォーマンスと消費電力のバランスが求められる最新のモバイル デバイスに最適です。